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損害保険代理店について

 

損害保険契約は、ご契約者と保険会社との契約ですが、契約締結の手続きは損害保険代理店を通じた契約が最も多くなっています。したがって、ご契約者は直接契約手続きをする代理店について理解しておく必要があります。ただし、電話、通信販売、インターネット、保険会社の社員または窓口等で保険会社と直接手続きする場合もあります。

■損害保険代理店の業務とは?

損害保険代理店は、損害保険会社との間で締結した損害保険代理店委託契約に基づき、損害保険会社を代理して保険契約を締結し、保険料を領収することが基本業務です。代理店は、委託された保険種類について、損害保険会社を代理して主に次の業務を行っています。

・保険契約の締結、媒介(保険会社の特別の指示がある場合)

・保険契約の変更・解除等の受付

・保険料の領収または返還、保管

・保険料領収証の発行・交付、保険証券の交付

・保険の目的の調査

・保険契約の維持・管理(満期管理・満期返戻金に関する業務等)

・保険契約の報告

・保険契約者等からの事故通知の受付、保険会社への報告

・保険金請求手続きの援助

■損害保険代理店の役割とは?

損保代理店の最も重要な仕事は保険契約者と保険会社の間に立って「知識」「情報」「交渉力」などの格差を緩和し、保険契約者を様々な危険から守るべく最適な保険提案を行うことです。また、万一災害や事故が発生した場合は、迅速かつ円満な解決を援助するなど広範なコンサルティング活動をすることです。

損害保険代理店は、損害保険会社から主に次のような権限が付与されています。

・保険契約の締結

・保険契約の変更・解約などの申出の受付(クーリング・オフの受付を除く)

・保険料の領収

・保険料領収証の発行・交付

・契約者などの告知・通知の受領

通常、損害保険代理店と契約を締結した時点で、契約が成立したことになります。(ただし、成立した契約が有効であるためには保険料の支払いがあることが必要です)

■損害保険代理店の種類

損害保険契約の約9割は損害保険代理店を通じて行われています。損害保険代理店には、保険販売を専業とする「専業代理店(プロ代理店)」と、自動車ディーラー、自動車整備工場、不動産業者、旅行代理店などが保険販売を兼ねる「兼業代理店」があります。

「専業代理店」と「兼業代理店」の中にも、保険会社1社だけの委託を受けている「専属代理店」と複数の保険会社の委託を受けている「乗合代理店」があります。

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